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月の影 影の海 [乱読本棚]

月の影 影の海〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
知っている人には「いまさら」なんですが・・・・・・

「いまさら」読んで、一気に読んでしまいました。

作者の本で最初に読んだのが『東亰異聞』という一般書籍だったし、『屍鬼』なんかも文庫のコーナーで「怖そ~~~」ってな気分で眺めていたので、アニメでやってた「十二国記」とまるで結びついていませんでした。だけど、男子生徒も「面白い」というので気にはなっていたんです・・・。

成長譚です。主人公は女子高生です。いや、話の中ではすでに「元」女子高生。

私たちが暮らす、この世界とは軸の違うところに存在する世界。
中国っぽくて、日本の昔の世界みたいで、文字も同じようで、ちょっと違う。

違和感を集大成したような世界。十二国。

読者も、既成のイメージをそのまま使えるようで、使えない、一筋縄ではいかない世界観がたまんないです。

シリーズで、どんどん続いてるので、大人買いの一気読みでgogoですよ。

(でも、シリーズ全部読んだのに、全体として未完・・・・落ち着かない~~~!!)

 

ライトノベル装丁の本は、ちょっと躊躇する・・・という大人にも「これは”当たり”だから!」とおすすめしちゃいます。たぶん、作者の文章力がしっかりしているからだと思います。
あ、中学生にも強力におすすめ。(感想文も書ける。これなら!)


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夜のピクニック [乱読本棚]

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

いいなあ、高校生^^;)

高校年度末のの恒例行事、朝までひたすら80キロを歩き続ける「歩行祭」。80キロったら、あなた高速道路を車で走ったって1時間もかかる距離ですよ!

けど、そんなに長い時間歩き続けたら、心はいつしかからっぽになって、何かを考えずにはいられない。そのとき、自分は何を考えるだろうか。疲れてふらふらになったとき、頭に浮かぶのはなんだろうか。

多分、高校生の時には、そんな予想すら立てられなかったに違いない・・・
この本は、中学生には、まだちょっと早いなあ。


闇の守り人 [乱読本棚]

闇の守り人

闇の守り人

  • 作者: 二木 真希子, 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1999/01
  • メディア: 単行本
 
『精霊の守り人』の続編にあたります。まだの方はそちらを読んでからだとしっくりきます。
 
雇われ用心棒で、短槍の達人バルサ。幼い頃に、一国の王位継承にまつわる陰謀に巻き込まれ、運命の糸が絡まってしまった彼女。(ま、彼女は「運命ってのは、過去をなっとくするための、都合のいい解釈」と言い捨てていますが。)
過去の清算のために、生まれ故郷を訪れた彼女を「運命」は放っておいてはくれなかった。バルサは、実の父と養父に降りかかった陰謀の真実を知る。
 
前作同様、土の匂いのする重い文なのが嬉しい。
しっかし、全編を通して登場する人物が増えていてところどころでページを戻してしまったワタシ、脳年齢高すぎ???兄弟でジグロ、カグロ、ユグロ・・・・一族で50音を使い果たしたらどうなるんだろうか・・・で、誰が長男で、役職がなんだっけ?←ばか
 
ファンタジーやSFでは、もう当たり前の「ここではない別の世界」。現代社会では、それは自然の営みであったり、先祖を祀ったりする世界観にあたると思うわけです。
 ワタシが、本編で好きだったのは本編の中の人物がみな、自分たちの世界と並行して存在する「別の世界」を「敬うべきもの」「共存すべきもの」として捉えている点。お互いに支えあって存在するもの、そういう風に描かれている点。
私たち、忘れがちじゃないですか?

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精霊の守り人 [乱読本棚]

精霊の守り人

精霊の守り人

  • 作者: 二木 真希子, 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 偕成社

 


「精霊」って出たとこで好き嫌いが二分されそうではありますが。
主人公が30歳すぎの女性というあたりが、ただの少年少女向けの話でなくて、「自分探し」中の大人、肩肘張って生きている大人にもちょっとだけ、チクチクささるかも。いや、大人のための話、だよな。

用心棒を生業とする、短槍の達人バルサ。彼女は腕を買われて、陰謀の渦中の第二皇子チャグムを守ることに。ところが、皇子は、彼を亡き者にしようとする王の刺客からだけでなく、彼に”産み付けられた”卵を狙う、異世界の生き物からも、狙われていた。

自分の運命をののしらずにはいられない皇子チャグムは、折しも思春期。葛藤しながら自分の運命と使命を縒り合わせていく。
淡々と彼にサバイバルを教え、黙々と強敵を倒していく、ハードボイルドな匂いぷんぷんのバルサもまた、チャグムの中に、運命に抗うべく戦い続けていた自分の姿をみる。そして、彼女も変わりはじめる。

児童向けファンタジーの体裁ではあるけれど、よく選ばれた言葉で地に足の着いた文とでもいうのかな、静かな雰囲気でずしりと響く。興奮だけで読み進めていく他のファンタジー(主に翻訳物・・・・文章力の差?)とちと違う。
続編があるので、ちょっと次々読んじゃいますよー。
・・・・なんて思ってるうちに、世の中ではえらいことになっててNHKが、しかもBSでアニメ化するそうな。しかもスタッフアニメ界の精鋭です。うー、見たいようなイメージとっときたいような。
→リンク★見てみる?アニメーション公式サイト

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雨がやんだら [乱読本棚]

台風が次々にやってきますね。雨が降り続けると気分もローになっちゃいます。でも、気分だけならまだいいのかも・・・・。

この本は、雨が二日も降り続くと必ず思い出します。授業のついでに生徒にも紹介します。今年はすっかり忘れていたら、先日玄関先のサルビアの鉢に、あろうことか、キノコが生えており。(!!!!)
物体は、あるべからずところにある時、違和感を超えた恐怖を誘います。

鳥肌とともに、思い出したその本の名は、

雨がやんだら

雨がやんだら

少しの晴れ間もなく、ひたすら雨はふりしきり、暮らしが少しずつ侵食されていくのです。
その様子を、少女が日記に書いていくのです。
友達に会えない。身近な人がいなくなる。優しい人が怖くなる。
無邪気な少女の言葉を透かして、見えてくる、浸み込む雨。

もしかして、今日の雨は永遠にやまないのかもしれない。

ぞくぞくする短編であります。

に、してもウチの鉢植えなぜキノコ!?ふつーなの!?
(あ、575)

※この記事は「暇刊女教師」に書いたものの再掲したものを編集しました。


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絶対涼しくなれる本2冊 [乱読本棚]

うっかり冬に読んでしまったんです。凍ります。
これは夏にこそ読むべきなのだな。新田次郎。

芙蓉の人

芙蓉の人

ワタシが中学生のとき、富士山測候所の話は英語教科書教材になっていました。真冬の富士山。こう書いただけでも、なにやら冷たい雰囲気になってくるではありませんか。吹雪をものともせず、厳冬の富士山頂に測候所を築き、観測を試みた夫婦の話です。

感動もさることながら・・・・・ぶるぶるっ。

聖職の碑

聖職の碑

  • 作者: 新田 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1980/12
  • メディア: 文庫
  • こちらは、ひたひたと近づいてくる寒さ。
    小学校の遠足登山(とはいっても戦前)で、集団遭難。
  • 遭難する前から、押し寄せてくる嫌な予感の連続攻撃で、寒いことこのうえなしです。子供がたくさん遭難しちゃうので、涙もろい人はご用心を。
  • 題名だけだと、すばらしい教師の話のようなんだけど、それは個人、一場面のレベル。遭難しないように準備することがもっとあったんじゃないの?と突っ込みどころも満載なお話。

そんなに数読んでないんですが、山岳小説は夏に読むのがいいのかな。
寒くなれる山岳小説あれば教えてください。
よく覚えてないのですが『八甲田山死の彷徨』も、かなり寒かった記憶があります。これもまた、新田次郎。

 


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